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  • 2012年6月11日

  • 学生向け講座はインチキくさい? その声、払拭いたします。

 

学生向け講座『シンクトレーニング』の

主催者、カワラさんの熱い思いは学生に届かず、

講座への応募者は、

ほんの、1名でした。

 

なぜこのような事態が起きたのか?

と、前回書きました。

 

 

ただし。

バイトAの本音としては……、

理由はハッキリしている気がするのです。

 

つまり、

この講座を

「インチキくさい」

と思う学生が多かったのではないか? と……。

 

 

本講座の内容をお知らせした相手は、

今までにシンクトワイスの企業説明会

足を運んでくれた学生たちです。

 

「講座に本当に申し込むかどうかは、

無料のガイダンスを受けてからでよい」

 

という説明も加えて、

告知しました。

 

 

以下が、概要です。

 

●講座回数と定員……全8回(週2回×4週間)。各回定員12名

●特徴……夕方コースか夜コースの選択可能。都合がつかない場合は、補講も開講

●参加費……1回あたり1000円(計8000円)。支払いは全額一括で

※理由→途中で辞めることなく、全8回参加する強い気持ちで臨んでほしいため。

●宿題あり……自分が「働きたい」と思っている職業の人、もしくはそれ以外でもいいので、

講座終了までに、社会人8名に会ってインタビューを行う

 

 

以上の概要に、

各回の講座内容も詳しく書き添えて、

計600名の学生に送りました。

 

 

 

 

 

学生にとっては、

やはり、

有料という部分がまず引っ掛かったのではないでしょうか。

 

ただでさえ、

交通費などの出費がかさむ就職活動。

そこに、

有料の講座って、

どうなの?

と。

バイトAも、思いました。

 

 

しかし。

それに対して、シャチョウと

カワラさんからは、

「いや、もらってよい」と

回答が返ってきたのです。

 

「こちらは、お金をもらうに値する、価値あるサービスを提供する。

主催側は、お金をいただくという責任と覚悟をもつべき」

 

と。

 

うん、なるほど。

 

 

けれど、

学生が本来やるべきことは、

学校の授業を受けることなのでは?

カワラさんは「補講も行う」と言うけれど、

そもそも、

学生の時間をそんなに拘束していいの?

そんな疑問もぶつけました。

 

すると、

カワラさんは、

もっともな返答をくれたのです。

 

 

「自分が大学に通っていた頃は、

ろくに授業を受けずにフラフラ遊んでいました。

今、実りある就職活動を行わずに、

フラフラボケーッと過ごしている学生がいるなら、

少しでも有意義な時間を過ごして、視野を広げてほしい。

つまりは、こういうことです。

『シンクトレーニング』は、今後の自分の道の進め方に興味がある人だけ、

受けてくれればいいんです。興味ない人は来なくていい。

こちらは、金儲けのためにやっているわけではないですから」

 

 

ふむふむ。

そう言われると、

確かにそうだ。

 

 

じゃあ、なぜ、

今回の応募への反応は芳しくなかったのか?

 

それは結局、

世間の“就活塾の類”へのイメージがよくないから、

という理由も、含まれるのではないかと。

 

 

さらに。

シンクトワイスは、

創立わずか4年目のベンチャー企業。

人を紹介するという、

一般世間の人から見ると

「中身が見えない(=得体が知れない)」

業務で成り立っている。

 

大手企業が、

強力な知名度をもとに

「学生向けの講座を行います!」

と宣伝するのとは、ワケが違うのです。

 

 

それならば。

 

最初の1名の学生相手に、

真撃に誠実に、

講義を行えばいい。

 

そして、

「インチキくさい」を、

払拭すればいい。

 

何よりも、

初めのファンは大切、

なのだから。

 

 

負けるな!

カワラさん!!!

 

 

新卒紹介は、シンクトワイス!

 

 

 

(※写真は、「正直なことを書きたい」というバイトAのポリシーを

後押ししてくれる、風変わりなマーケティング本

『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』。

以下、本書より抜粋。

「奇抜な企業カルチャーがあるなら、それを前面に押し出したほうが、

上っ面だけの企業イメージよりも顧客は好感を抱くかも。

プレスリリースやウェブサイトによくある『企業っぽい』表現を取りのぞき、

どんな会社なのか、どんな理念をもっているのか、そのままを伝えよう」――。

同感!)