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2012年5月15日
提案!「リクルートスーツ禁止」って、どう?
人材業界ド素人バイトA、
常々ずーっと、
気になっていることがあります。
リクルーツスーツの存在について、
です。
バイトA調べによると、
20年ほど前の就職活動のステージでは、
学生は濃紺や濃いグレー、チャコールグレーなど、
それなりにいろいろな色のスーツを着ていたようです。
それが、
全国で展開する紳士服専門チェーンで
“リクルートスーツ売り場”が誕生して以降は、
濃紺の同じ型のスーツを着る学生がワラワラワラと現れ始め、
2000年に入ってからは、
黒が主流なのだとか。
理由は
「冠婚葬祭にも使えるから」。
ふ~ん。
カンコンソウサイ、ねえ。
若いうちのカンコンソウサイって、
「葬」に参列する機会はそれほどない気がしますけど。
ちなみに、
「将来、年齢を重ねてから着用することを考慮する」としても……、
たいていの人の場合、体型変わってるよ?
ビールっ腹になっていたり、
二の腕が太く、なっているよ?
で、
カンコンソウサイの「婚」に出席するときって、
女子の場合、断然リクルートスーツは着ないし。
男子の場合は、黒じゃなくたって、
他の色のスーツで行ってもいいわけだし。
要するに、
現代の若者諸君は、
紳士服専門チェーンの商戦に確実に巻き込まれている
“よいお客様”なのです。
バレンタインデーのシーズンに、
何だかわからないけれど
「チョコレートを買わなきゃ」と焦って、
デパ地下に並んでいるかたたちと同じです(値段には差があるけどね)。
バイトAが何を言いたいかというと、
学生の皆さんが必死になる気持ちは、
わかります。
リクルートスーツという、
就職活動においての“常識”を着ておけば、
とりあえず、面接官に対して“余計”な印象を与えない。
そうすれば、
自分自身の中身を見てもらえて、心の声を聞いてもらえるに違いない。
そう思うのかもしれない。
でも、その一方で、
みーんなが同じ格好で集まる合同説明会の席で、
あたりを見回して、
「ウゲっ、みんな黒じゃん。気持ちわりっ。
っていうか、オレもそのなかのひとりだし。
ダッセ」
と思っている人も、
たくさんいることでしょう。
それでいて、
面接会場ではいきなり、
「御社の企業理念が素晴らしいと思いました!」
と、
歯が浮いたセリフを吐いてしまう。
「“オンシャ”って、何だよそれ。
そんな言葉、
オレが使うとは思わなかったー!」
と、
ひとりツッコミを入れている人もいるでしょう。
こんな風に、
誰もが(おかしい)と思っているに違いない
リクルートスーツについて、
次回からは少し考察してみようと思います。
【考察①】
たとえばですよ、
多くの企業が、
「説明会にリクルートスーツで来るべからず」
というお達しを出したら、どうなるでしょう。
「リクルートスーツ禁止」
↓
「学生だけでなく、
面接官のレベルアップにもつながる」
と、
バイトAは思うのですが。